「TOEICは勉強しても意味ない」
一度はこういった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
勉強しても意味ないと聞くと、TOEICを勉強するモチベーションも下がってしまいますよね。
ですが、決してそんなことはありません。
私は過去にTOEICを7回受験していますが、その過程で「TOEICを受ける意味」について私なりの結論を出しているので、本記事で紹介していこうと思います。
では、早速見ていきましょう。
目次
なぜTOEICは勉強しても意味ないと言われるのか

そもそもなぜTOEICは勉強しても意味ないと言われるのでしょうか?
それは、多くの人が「英語ができる人とは、英語が話せる人」というイメージを持っているためではないかと考えています。
英語が話せる人を見たら「英語が得意なんだな」というイメージを持ちますよね。
これを日本に来た外国人のケースで見てみましょう。
- Aさん:日本語を聞いたり読んだりはできるけど、話すのはあまり得意ではない
- Bさん:日本語を話すのが得意だけど、読み書きがあまり得意ではない
皆さんも同じように感じたと思います。
確かにその通りなのですが、TOEICは聞く能力と読む能力の向上を目的としているため、TOEICを勉強したからといって英語が話せるようにはなりません。
ここの認識がずれていると、「TOEICは勉強しても意味がない」という風になってしまうように感じます。
ではやはりTOEICの勉強自体は意味ないのでしょうか?
私は決してそうは思いません。
その理由が大きく「3つ」あると考えているので、見ていきましょう。
TOEICの勉強をするべき3つの理由

TOEICの勉強をするべき理由は以下の3つです。
- 英語力の基礎となるから
- ビジネス英語を勉強できるから
- 世界的に権威があるから
理由1:英語力の基礎となるから
英語力の基礎となるというのが一番大きい理由です。
皆さんは聞いたり読んだりできない外国語を話すことはできますか?
できないですよね?
「英語を話す」ということは、その前段階として「聞く」「読む」ということができるようになる必要があるためです。
つまり、「聞き取れず読むこともできないもの」に関しては、自分の言葉で発音することができないのです。
英語を話すための基礎となるのが、TOEICの勉強です。
TOEIC(聞く、読む)の勉強をせずに、英語が話せるようにはなりません。
理由2:ビジネス英語を勉強できるから
TOEICの勉強をやろうと思った人は社会人か、社会人になる予定の大学生が多いと思います。
社会人で英語を勉強するということは、現在の仕事に活かすためか、すぐに活かせなくても今後の仕事で役に立てばいいなと思っていますよね。
TOEICは、仕事をする上でよく出る表現や単語、文章などを集めた「ビジネス英語」を基本としています。
つまり、TOEICを勉強することで英語力が身に付くだけでなく、仕事をする上で重要とされる単語や文章まで同時に勉強できてしまうということです。
理由3:世界的に権威があるから
TOEIC以外の英語の試験といえば「英検」が有名だと思います。
昔は英検の方が有名だったかもしれませんが、今はTOEICの方が有名になっています。
また、英検は日本の資格ですがTOEICは世界共通の資格のため、世界的に権威がある資格です。
最近の企業の採用条件でも、英検ではなく「TOEIC600点以上」のような表記に変わってきていますよね。
世の中としても、TOEICの点数の方が評価されるようになってきているのです。
「TOEICは意味ない」は幻想

TOEICを勉強したからといって、英語がペラペラになるということはありません。
しかし、英語が話せるようになる第一段階としては、「英語が聞けること」「英語が読めること」が必要になります。
また、英語の勉強は暗記の部分もありますが、1週間勉強したからといって劇的に英語力が伸びるということもありません。
ここで「TOEICの勉強は意味ない」と諦めてしまうのは非常にもったいないです。
勉強を継続して少しずつ英語力を上げていきましょう!
「TOEICは勉強するべきだとわかったけど、そもそも資格自体は必要なの?」という疑問が湧いてきた人は「資格は必要?6つの資格を取って感じたこと【結論:状況による】」も合わせてご覧ください。
