- TOEICがどんなテストなのかわからない
- 今度初めてTOEICを受験しようと考えている
- 勉強を始めるかどうか決めるのに概要だけ知りたい
こういった人向けの記事です。
私が初めてTOEICを受験しようと決めたとき、何もわからず不安でいっぱいでした。
しかも、公式サイトを見ても一箇所にまとまって載っているわけではないので、概要がわかりにくいんですよね。
せっかく興味を持ったのに、「TOEICってよくわからない」と諦めてしまうのは、本当にもったいないです。
TOEICがどんなテストかよくわからない人のために、初めての人でも理解できるように1記事でまとめました。
私は今までにTOEICを7回受験していて、試験内容については詳しく知っているので安心してください。
では、早速見ていきましょう。
TOEICってどんなテストか知っていますか?

TOEICがどんなテストかというと、ずばり「英語力を測る試験」です。
試験は大きく2つに分かれています。
- Listening & Reading(聞く&読む)
- Speaking & Writing(話す&書く)
一般的に普及しているのは、「Listening & Reading」の方です。
主に「聞く力」「読む力」を測る試験になります。
開催時期
TOEICは「年10回」開催されています。
2月と8月だけ開催されていません。
大まかに「2ヶ月先」の試験が今申し込めるようになっていて、それより先はその申し込みが終わってから申し込めるようになります。
例を挙げると、以下のとおりです。
- 4月開催の試験 → 2月に申し込む
- 5月開催の試験 → 3月に申し込む
ちなみに、申し込み時期によって難易度が変わらないことがTOEICの特徴です。
「受験したいな」と思ったら、早めに受験してみると良いと思います。
試験会場
TOEIC試験会場は、住んでいる場所から近い場所に勝手に決められます。
どこか決まった試験会場があるわけではなく、大学やどこかの会場などを借りて実施されます。
初めて受けるから遠い試験会場になるとか、何回も受けると近い試験会場になるとかはありませんので安心してください。
初めての人も、すぐ近くの試験会場になることも十分にあります。
受験料
TOEIC受験料は5,725円(税込)です。
初めての人は必ず5,725円ですが、1度受験してから3〜4ヶ月後に再受験すると、500円引きくらいで受験できます。
試験時間
TOEICの試験時間は「2時間」で内訳は以下の表のとおりです。
Listening | 100問(45分) |
---|---|
Reading | 100問(1時間15分) |
別の記事「TOEIC700点の壁を超えるハードルは高くない【事実】」でも解説していますが、実は初心者の人は最後まで解き終わらない試験になっています。
Readingで100問となっていますが、初めての場合はおそらく50問くらいまでしか解けません。
問題構成
TOEICの問題構成としてはPart1〜7まで問題があり、すべて4択のマーク形式です。
ざっくりですが、以下のような内容になっています。
Part1:写真の説明を聞いて答える
Part2:1つの質問に対して答える
Part3:会話を聞いて答える
Part4:説明やスピーチを聞いて答える
Part5:文法問題
Part6:短い文章を読んで答える
Part7:長い文章を読んで答える
リスニングとリーディングどちらも、Partが進むにつれて難易度が上がります。
- リスニング :Part1が一番簡単で、Part4が一番難しい
- リーディング:Part5が一番簡単で、Part7が一番難しい
初めての場合は、リスニングの速度についていくのが大変だと思いますが、慣れればリーディングよりも点数が伸びやすいです。
試験当日
TOEIC試験当日の時間割は以下のようになっていて、必ず「日曜日」に実施されます。
11:45〜12:30 | 受付時間 |
---|---|
12:35〜13:00 | リスニング音声のテスト |
13:00〜15:00 | 試験 |
15:00〜15:15 | 問題用紙と試験問題の回収 |
試験としては珍しく、問題用紙の持ち帰りが禁止されています。
試験の最後に回収されるので、間違って持ち帰らないように気をつけましょう。
最高点・最低点
TOEICの最高点は990点で、最低点は10点です。
平均点はだいたい550点くらいになることが多いですが、初めての場合は300〜400点付近になると思います。
英語が得意な人は、初めてでも500点以上取れる可能性はあります。
採点方法
TOEICは何問正解したかではなく、「標準偏差」で得点が計算されています。
試験結果
TOEIC試験結果は「試験3週間後」にWebで見ることができ、「試験1ヶ月後」後に正式なスコアが書面で送付されます。
正式な書面では、各「ジャンル」で全体の何%得点できたかがわかります。
「ジャンル」というのが曲者で、「Part5で何点、Part6で何点」といったように、各Partごとに何点取れたかはわかりません。
「語彙が理解できている」のようなざっくりとしたくくりでの得点表記になります。
初めての人は「これを見てどうしたらいいんだ」と混乱するかもしれませんが、何回も受けていくうちに「自分の得意不得意なこと」がわかってくるようになります。
終わりに

「TOEICってどんなテスト?」という疑問は解決できたと思います。
初めてTOEICを受験する人にとっては「少し難しそうだな」と感じたかもしれません。
何事もやる前は難しそうに感じるのですが、一度やってしまえば「何だ、こんなものか」と思うものです。
TOEICについて内容がわかったところで、「【入門編】TOEICの点数を「ゼロから伸ばす」勉強の始め方」で早速勉強を始めてみましょう。
初めての受験で満足できる結果が得られるように、皆さんの健闘をお祈りしています。