- 資格勉強が続かない
- 資格勉強のやる気が出ない
- 資格勉強のモチベーションが上がらない
こういった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
なかなか続かなかったりモチベーションが上がらないと、資格勉強をすることが嫌になってきますよね。
しかし、資格勉強が続かない人も「やり方のコツ」さえつかんでしまえば、簡単に続けられるようになります。
本記事では、資格勉強を続けるコツを惜しみなく紹介していきます。
私は仕事をしながら「3年半」という期間で以下の資格をすべて取得したので、資格勉強のやり方としては参考になると思います。
- 基本情報技術者[合格率:約25%]
- 応用情報技術者[合格率:約20%]
- 情報処理安全確保支援士[合格率:約15%]
- データベーススペシャリスト[合格率:約15%]
- 日商簿記2級[合格率:約25%]
- TOEIC 715
では、早速見ていきましょう。
目次
資格勉強が誰でも続けられるようになるコツ

今まで「資格勉強が続かない」と悩んでいた人でも、簡単に続けられるようになるコツは以下の8つです。
- 習慣化する
- 頑張りすぎない
- 記録する
- 集中できる場所でやる
- 時間を決めてやる
- 一緒に頑張る人を見つける
- 公言する
- 落ちた時のことを考える
コツ①:習慣化する
1つ目のコツは、勉強を「習慣化する」ことです。
私たちの行動の45%は習慣で成り立っているのですが、ストレスを抱えると習慣化された行動を取ってしまうことがわかっています。
普段から悪い習慣が身についている場合は、「ストレスが溜まる→悪習慣をしてしまう→ストレスが溜まる」という悪循環となってしまうのです。
裏を返せば、勉強を習慣にしておくことでストレスが溜まった時にも勉強をしやすくなるということになります。
習慣化するには、最短で18日、最長で254日、平均で66日かかるそうです。
そう思った人もいるかもしれませんが、勉強は長時間するものと思っていませんか?
たとえ「3分」勉強しただけでも、これは「勉強した」ことになります。
ばかばかしいほど小さい成功を積み上げていくことで徐々に自分の自信になり、習慣化されていくのです。
そしてこの「3分」という時間は、通勤中や昼休みなどの「隙間時間」だけで達成が可能です。
隙間時間を存分に利用して、勉強を習慣化してしまうのがコツです。
習慣化することに興味がある方は、「小さな習慣」という本でさらに詳しい情報を知ることができます。
この本の筆者は、「1日1回の腕立て伏せ」を続けることで「1日30分の筋トレ」まで習慣が成長したと言っています。
コツ②:頑張りすぎない
2つ目のコツは、「頑張りすぎない」ことです。
頑張りすぎてはいけない例として、こんな話があります。
弟子師匠、私はあと何年くらいで免許皆伝となるでしょうか?師匠5年で免許皆伝となるだろう。弟子では寝る間も惜しんで修行に打ち込んだら何年になるでしょうか?師匠それだと10年かかる。弟子では死にものぐるいで修行したら何年になるでしょうか?師匠それだと一生免許皆伝とはならない。
これは「続けることが何よりも大切であり、無理をすれば続けることができなくなる」という教訓です。
頑張りすぎないことがコツです。ほどよいペースで頑張るようにしましょう。
「座右の寓話」という本から内容を抜粋しましたが、他にも面白い話がたくさん載っているので気になる方はどうぞ。
コツ③:記録する
3つ目のコツは、「記録する」ことです。
頑張ったことを記録することもモチベーションの維持には必要です。
また、「どれだけ頑張ってどれだけ伸びたか」も把握できるようになります。
今はスマホのアプリで勉強の記録をつけるものが出てきているので、それを利用するといいでしょう。
「これだけ頑張ったんだから、絶対に大丈夫」と思えるようにもなるので自信にも繋がります。
こまめに勉強した記録を取ることが、続けるコツの1つです。
コツ④:集中できる場所でやる
4つ目のコツは、「集中できる場所でやる」ことです。
自分の家だとさまざまな誘惑がありますよね。
テレビ、スマホ、パソコン、漫画、などなど。
こういった誘惑に負けないためにも、カフェや図書館で勉強するのがおすすめです。
人は無音よりも、カフェ程度の雑音があった方が集中できるという研究もあるので、まわりに人がいた方がいいです。もちろん、話し声がうるさく感じてしまう場合は逆効果ですので場所を変えましょう。
集中力を最大限に発揮するには「超集中力」を読むのがオススメです。
コツ⑤:時間を決めてやる
5つ目のコツは、「時間を決めてやる」ことです。
「なんとなく机に2時間座ってたけど、全然進まなかったな・・・」
こうなってしまっては時間がもったいないです。
人が本当に集中できるのは30分程度と言われていて、それを利用した「ポモドーロ・テクニック」というものがあります。
- 25分集中して作業、5分休憩を1セットとする
- 4セット終わったら15分休憩する
長時間続けて勉強をしても、どうしても途中で集中力が切れてしまいます。
集中力が切れる前に適度な休憩を入れることで、長時間集中力を保つことができます。
こういったテクニックを使用して、短い時間で最大限成果を出せるように意識して勉強しましょう。
コツ⑥:一緒に頑張る人を見つける
6つ目のコツは「一緒に頑張る人を見つける」ことです。
一人で勉強を続けていると、「なんで自分だけこんなに頑張っているんだろう・・・」と寂しい気持ちになることがあります。
こういったときに、一緒に頑張る仲間がいるととても心強いです。
「あの問題が難しい」「この問題ってどうやって解いたらいいんだっけ」など情報の共有もできますし、「あの人も頑張っているんだから自分も負けられないな」という気持ちにもさせてくれます。
同じ資格ではなくても、何か勉強をしている人と一緒にいるだけでもやる気を分けてもらえると思います。
コツ⑦:公言する
7つ目のコツは、自分の意思を「公言する」ことです。
みんなの前やSNSで、「次の試験に合格します!」「次のTOEICで800点を取ります!」と宣言した場合は、後戻りできないため勉強が続けやすくなります。
公言することの効果については「やると公言したらやめられなくなる理由」で詳しく解説をしています。
コツ⑧:落ちた時のことを考える
8つ目のコツは、「落ちた時のことを考える」ことです。
受かったときのことを考える人は多いと思いますが、落ちた時のことも考えていますか?
例えば年に3回開催される試験で、1月の受験を目標に11月から勉強していたとしましょう。
1度で合格すれば、勉強期間は2ヶ月で済みますが、もし落ちた場合は2ヶ月+4ヶ月勉強しなくてはなりません。
しかも一度落ちた時にこういう風に考える人がいます。
こう考えてしまったら最後、残念ながら次も不合格になる可能性が非常に高いです。
一度受験して落ちた場合、中途半端に知識が身についているせいで、2回目の受験に向けてあまり勉強しなくなります。
こうならないためには落ちた時のことを考えて、「1回目で絶対に受かる!」という強い気持ちを持つことがコツです。
そもそも資格勉強が続かない原因は?

そもそも資格勉強が続かない原因は何なのでしょうか?
本記事では3つの原因を挙げました。
- 忙しくて勉強時間が取れない
- 他人に言われてしぶしぶ勉強している
- 資格を取った後のことを考えられていない
それぞれについて見てきます。
続かない原因1:忙しくて勉強時間が取れない
朝9時から21時まで仕事をして、帰宅したら22時。
ご飯を食べてお風呂に入ったらもう寝る時間・・・
こんな状態の人は、やる気があったとしても勉強する時間を取るのが難しいです。
疲れ切っている状態で勉強しても頭に入らないですし、次の日も仕事があることを考えるとあまり夜更かしもできません。
勉強時間が取れない場合は、まず仕事の状況を改善するように動きましょう。
例えば以下のような改善策が考えられます。
- 仕事が落ち着く時期が来るのを待つ
- 上司に仕事量を調整してもらう
- 仕事を効率化できないか考える
仕事量を調整してもらったり、仕事を効率化できないか考えてみることは明日からできることなので、実際に行動してみましょう。
続かない原因2:他人に言われてしぶしぶ勉強している
資格勉強に気乗りはしていないけど、誰かに言われてしぶしぶ勉強している場合も勉強は続きません。
何事もそうですが、自分の意思で「やるぞ!」と決めない限りはモチベーションの維持が難しいです。
自分の中で資格を取る目的をはっきりさせておきましょう。
続かない原因3:資格を取った後のことを考えられていない
よくあるのが資格を取ること自体が目的になってしまい、資格を取った後のことを考えられていないケースです。
目的:TOEICで800点とる
目標:TOEICで800点とる(目的と同じになってしまう)
目的:英語力を上げて将来的に海外で活躍する
目標:TOEICで800点とる
目標はあくまでも「目的を達成する手段」ということを忘れないようにしましょう。
まとめ

資格勉強は、何ヶ月という単位でコツコツ勉強を続ける必要があるものが多いです。
そのため、勉強が続かないという理由で途中で諦めてしまう人が多いのですが、少しコツを意識するだけで勉強を続けることができます。
まずはこの記事に書いてあるコツを1つでもいいので実際にやってみましょう。
そして決して諦めず、コツコツと少しずつ勉強を続けていきましょう。
必ず努力が報われる時がきます。
この記事を読んで1人でも多く資格に合格することを祈っています。