- ほとんど定時退社できない
- 残業するのが当たり前になっている
- 定時退社できない理由はよくわからない
こういった人向けの記事です。
最近は「働き方改革」も進んできており、世の中としても残業時間を減らす動きになっていますが、現状としてはそこまで減っていないのが現実です。
定時退社できない状態が続くと、精神的にも本当につらいと思います。
「定時退社できないのが当たり前」だと諦めている人も、どうせなら定時退社して平日の夜はゆっくり家で過ごしたり、趣味をして過ごしたりしたいですよね。
私はシステムエンジニアとして「開発規模2000万くらいのプロジェクトリーダー」というポジションについていますが、ここ3ヶ月は残業時間10時間以下に抑えることができています。
仕事を通じて「定時退社できない理由」と「早く仕事を終らせるコツ」がだいたいわかってきたので、皆さんにも共有しようと思います。
では、早速見ていきましょう。
目次
あなたが定時退社できない5つの理由

定時退社できない理由は以下の5つです。
- 自分の生産性が低い
- 無駄な会議が多い
- 他の人を助けすぎている
- 仕事量が多すぎる
- 自分の想像で仕事をする
定時退社できない理由①:自分の生産性が低い
一番認めたくないところだと思いますが、そもそも自分の生産性が低い場合は仕事に時間がかかるので、定時退社できません。
まずは「自分は生産性よく仕事ができているか?」という観点で考えてみましょう。
例えば、「8時間でできるだけ多くの木を斧で切る」という仕事の場合は、最初に何からやりますか?
このように、「いきなり木を切ろうと考えた人」は要注意です。
生産性の高い人がまず最初にやることは、「斧を研ぐ」ことです。
切れない斧でいくら頑張っても、切れる木の本数は限られています。
確かに始めてすぐのときは、いきなり木を切り始めた人が早いように見えますが、時間が長時間になればなるほど、最初に斧を研いだ人のほうが生産性が高くなります。
みなさんは目の前の木を切ることに精一杯で、斧を研ぐことを忘れていませんか?
与えられている仕事量が適正なのにもかかわらず定時退社できない場合は、自分の生産性を高める活動をしてみましょう。
仕事中にできればいいですが、それができる人はなかなかいません。
なので、平日帰宅した後や休日を使って生産性を高める活動をします。
すぐ仕事の生産性を上げたいなら、仕事に直結する勉強をすることが最優先です。
「自分の仕事に直結する勉強が何かわからない」という人は、とりあえず資格勉強を通じて「勉強する習慣」をつけるといいでしょう。
勉強するハードルが比較的低いのが、TOEICと簿記です。
興味のある方は合わせてご覧ください。


定時退社できない理由②:無駄な会議が多い
世の中には生産性の低い無駄な会議が多い会社がたくさんあります。
会議中に自分の仕事を終らせるわけにはいかないので、会議時間が1時間だとすると、1時間残業しないと仕事が終わらない計算になりますね。
ここで考えておきたい点は、以下の2点です。
- 本当に自分が出席すべき会議か?
- 事前にやっておくべきことはないか?
それぞれ見ていきます。
本当に自分が出席すべき会議か?
「上司に呼ばれたから」という単純な理由で会議に参加していませんか?
会議に参加する前に、あなたが参加する目的を確認してきましょう。
例えば、会議の目的が「会議内容を聞いてアドバイスがほしい」ということであれば参加が必要です。
しかし、「AさんがBさんに資料の説明をする」という目的であれば、そこにわざわざ第三者が参加する必要はありません。
もし「何かあったらフォローしてほしい」「足りない点は補足してほしい」という程度の目的であれば、欠席してもほとんど影響はないですよね。
この場合は勇気を持って「欠席してもいいですか?」と申し出ましょう。
事前にやっておくべきことはないか?
参加がどうしても必要な会議だとしても、事前に準備をしておくことは十分に可能なはずです。
例えば以下のとおりです。
- 配布資料がある → 事前に目を通してもらう
- 会議中に資料の説明している → 会議中に説明しない
配布資料があるなら、メールなどで事前送付して確認してもらうことで会議中の時間を短縮することができます。
会議は「みんなが集まらないとできないこと」にできるだけ絞るべきです。
1人でもできる作業は必ず会議前までに終わらせておき、会議中はみんなで作業をしたり議論をしたりする時間にしましょう。
定時退社できない理由③:他の人を助けすぎている
優秀な人ほど、誰かに質問をされる機会が多いです。
質問しても解決できなさそうな人に質問しないですよね。
頼りにされるとどうしても助けてあげたくなりますが、ある程度の線引きは必要です。
例えば、「〇〇さんって、以前同じような仕事やっていたと思うので、教えてもらえませんか?」と聞かれたら、細かく答えるしかありません。
しかし、「△△について、よくわからないので教えてください。」という内容の質問であれば、「調べ方」を教えるだけで問題ない場合もあります。
もちろん、説明が一言で済むようなものであればすぐに答えて問題ありませんが、説明に時間がかかりそうな内容であれば、必ずしも全部を説明する必要はありません。
「この資料を見て」「ネットで〇〇について調べてみて」など、ヒントを伝えるだけに留めておく、というのも重要です。
「丁寧に1から10まで教えてあげないと、冷たい人だと思われるかもしれない」と思う人もいるかもしれませんが、全部教えることがその人のためになるとは限りません。
答えのヒントだけ教えると、相手は自分の頭で考える癖がどんどんつくようになり、安易に質問しなくなります。
そうなると、あなたに質問をしてくる回数が少なくなるだけでなく、その人のレベルも上がるという一石二鳥の効果もあります。
質問をされたからといって全部細かく答えるのではなく、ヒントだけ伝えて後は考えてもらう、という点を意識してみましょう。
定時退社できない理由④:仕事量が多すぎる
生産性が高いのにもかかわらず、なぜか定時退社できない人もいます。
こういった人は、そもそも与えられる仕事量が多すぎるかもしれません。
固定給のサラリーマンにありがちなパターンとして、生産性を上げれば上げるほど、生産性の低い人のフォローをしなければならなくなる、という点です。
固定給のサラリーマンによくあるシーンを再現してみます。
・・・1時間後・・・
上記の通り。
ペンギンくんは12時間分の仕事を9時間で終わらせていても、出来内子さんが9時間分の仕事を12時間かけていては、生産性の高い人にしわ寄せがきます。
これではいつまで経っても定時退社できない状況は改善できません。
この状況を改善するには、以下の2パターンがあります。
- 出来内子さんの生産性を上げる
- ペンギンくんが手伝う量を減らす
本来であれば「出来内子さんの生産性を上げる」ことができればベストですが、自分がいくら頑張っても他人の生産性を上げることはできません。
そこで、「ここまでは手伝うが、それ以上はやらない」という決めごとをあらかじめしておくことをおすすめします。
これも「冷たい人」と思われる可能性がありますが、本来解決すべき問題は「ペンギンくんが冷たい人である」ことではなく、「出来内子さんの生産性が圧倒的に低いこと」です。
つまり、「最後まで手伝ってくれないのは冷たい人」と思われること自体がズレているのです。
むしろ、「本当は手伝わないけど、仕方ないから手伝ってあげる」くらいの勢いが必要です。
「手伝う量を完全にゼロにする」と人間関係に問題が生じるので、あくまでも「少しだけ手伝う」ということが重要です。
少しだけでも手伝えば、「手伝ってくれた」という事実だけは残りますからね。
手伝ってくれない人との評価は雲泥の差です。
定時退社できない理由⑤:自分の想像で仕事をする
自分の憶測で仕事を進めてしまっている人は、今すぐやめましょう。
この状態で仕事を進めていると、以下のようなことが必ず起きます。
- 相手が考えていたものと違うものが出来上がる
- 出来上がったものが作り直しになる
- 作業の手戻りが発生し、余計に時間がかかる
- 残業が増えたり、納期に間に合わない事態になる
上記の通り。
「多分これだろう」と考えながら仕事を進めていると、必ず相手と認識のズレが出てきます。
例えば、「お肉を100g買ってきて」と頼まれて「牛肉100g」を買ったところ、実は「豚肉100g」だったとしたら、またスーパーに行かなければならないですよね。
最悪の場合、「夜ご飯」という名の納期に間に合わない事態が発生します。
これでは、本来であれば定時退社できるはずなのに、わざわざ自分で仕事を増やしていることになります。
こうならないためには、「少しでも疑問に思ったらすぐに確認する」ことが重要になります。
「肉は鶏?豚?牛?」という確認を1つするだけで、確実に認識のズレがなくなります。
「確認するのは当たり前」と考えている人も、意外と出来ていない場合が多いので、意識的にやってみることをおすすめします。
というのも、お互いの「当たり前」は違うからです。
例えば、夜中2時に毎日寝る人もいれば、23時には寝る人もいます。
人は意外と「自分の考えていることが世の中の当たり前」と思ってしまっている傾向があるので、勘違いしないように注意しましょう。
まとめ

定時退社できない5つの理由を見てきましたが、いくつ当てはまりましたか?
「やばい、全部当てはまってしまった」という人も、この記事をもとに改善していけば、ちゃんと定時退社できるようになります。
明日から1つだけでも試してみてください。
「そもそも会社がブラックすぎて自分の意見とか関係なく仕事がくる」という人は、もっと自分の意見を通せる「良い会社」に転職したほうがいいです。
転職が大変なイメージがある人も多いと思いますが、最近はしっかりサポートしてくれる「便利でお手軽なサービス」も出てきています。
- 20代や第二新卒の人は「マイナビジョブ20’s」
- IT、Web系エンジニアの人は「レバテックキャリア」
登録だけなら無料なので、とりあえず登録だけしておくのもアリですね。
現状に不満ばかり漏らしていても、自分から行動しないと何も変わりませんよ。
若いうちからどんどん挑戦して、後悔のない人生にしてきましょう。
環境を変えた後は、この記事のことを試してみてください。