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簿記

簿記2級の難易度が高いって本当?【1度落ちて受かった経験を語る】

  • 簿記2級の難易度を知りたい
  • 簿記2級を受験したけど落ちたのでやる気をなくしている
  • 簿記2級を受けるべきか迷っている

こういった人向けの記事です。

資格を受ける前には「資格の難易度」って必ず気になりますよね。

ネット上に「合格率」は載っているものの、実際に受けた人の感想を聞かない限りは正確な難易度はわかりません。

私は簿記2級を取得していますが、合格までは以下の流れでした。

  1. 簿記3級を受験 → 不合格
  2. 簿記2級を受験 → 不合格
  3. 簿記2級を再受験 → 合格

「1回の受験で受かりました!」という人は本当にすごいと思います。

しかし、1度不合格を経験しているからこそ、「なぜ落ちたのか」「なぜ受かったのか」という点がはっきり見えてきます。

初めて受験する人にはもちろんのこと、簿記2級に落ちてやる気をなくしている人にもぜひ読んでいただきたい内容です。

「いきなり簿記2級からの受験を考えている」「簿記3級との違いがよくわかっていない」という人は、まず「【完全初心者】簿記3級を攻略する3つのステップ【知識ゼロでもOK】」を確認してみてください。

では、早速見ていきましょう。

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簿記2級の難易度が高いって本当?

結論から言うと、簿記2級の難易度が高いのは「本当」です。

一度不合格になったときも決して遊んでいたわけではなく、本気で勉強していました。

私が「ベストだと思う簿記2級の勉強方法」と、逆に「やらない方がいい勉強方法」についてこれから解説していきます。

簿記2級の概要

簿記2級の概要は以下のとおりです。

受験者数 6〜8万人
合格点 100点満点で70点以上
合格率 約25%
試験日 6月(第2日曜)・11月(第2日曜)・2月(第3日曜)
試験形式 記述式
試験時間 2時間
問題 配点 出題内容
第1問〜第3問 60点 商業簿記
第4問 20点 個別原価計算
本社工場会計
総合原価計算
費用別部門別計算
第5問 20点 総合原価計算
標準原価計算
直接原価計算

商業簿記で60点、工業簿記で40点という配点になっています。

60点で合格という資格が多い中、簿記は70点合格なので少し基準が高いです。

また、記述式問題なので適当に解いて運で正解するということもありません。

ただし相対評価ではなく絶対評価なので、他の人の点数は関係なく合格することができます。

工業簿記と商業簿記はどちらから勉強するべき?

工業簿記と商業簿記はどっちから勉強すればいいの?

このように悩んでいる人も多いと思いますので、まずはこの疑問を解決していきましょう。

簿記2級では「工業簿記」と「商業簿記」の2つの分野があります。

簿記3級では簡単な商業簿記を勉強しているので、その続きとして商業簿記から勉強を始めてしまいがちですが、工業簿記から勉強を始めることをオススメします

理由としては3つあります。

  1. 商業簿記の範囲が広すぎるから
  2. 商業簿記の内容が難しいから
  3. 工業簿記の方が得点しやすいから

商業簿記の勉強をしてみるとびっくりしますが、範囲がものすごい広いです。

ただでさえ広いのに、最近は簿記1級で勉強する内容だったものも簿記2級で勉強するように範囲が広がってきています。

範囲が広いだけならまだいいのですが、内容の難易度も高いです。

商業簿記から勉強を始めてしまうと、工業簿記にたどり着く前に挫折するか、商業簿記の勉強だけで受験当日まで時間を使ってしまう可能性があります。

ですので、まずは工業簿記から勉強するようにしましょう。

会計知識ゼロから独学で合格した勉強法とは

簿記2級に合格するためには、以下の5つのステップを踏む必要があります。

  1. 工業簿記の基礎を勉強する
  2. 商業簿記の基礎を勉強する
  3. 工業簿記の問題集を解く
  4. 商業簿記の問題集を解く
  5. 過去問や模試を解く

それぞれ一つずつ見ていきます。

ステップ1:工業簿記の基礎を勉強する(20時間)

簿記2級の勉強については、「パブロフ流」というシリーズの参考書を使用することをオススメします

だいたい20時間を目安に工業簿記の基礎勉強を終えましょう。

パブロフ流シリーズの良い点は大きく2つあります。

  1. 解説や説明が「圧倒的に」わかりやすい
  2. 問題集では出題頻度の高い問題を厳選している

解説や説明が「圧倒的に」わかりやすい

まず、解説や説明が「圧倒的に」わかりやすいです。

単純に答えだけではなく、答えにたどり着くための手順について「省略することなく」丁寧に解説されています。

簿記2級は全体的に難しい問題が多いため、解説を読んで勉強することがほとんどだと思いますが、解説を読んでわからないと絶望的です。

「パブロフ流」をやっておけば、他の参考書に手を出す必要はありません。

問題集では出題頻度の高い問題を厳選している

「出る可能性がある問題は全部解いておいた方がいいのでは?」と思う人もいるかと思いますが、簿記2級は範囲が広すぎるため全部を勉強しきれません。

そのため、出る可能性が高い問題にフォーカスして勉強を進める必要がありますが、普通に考えてもわかりません。

「パブロフ流」では、過去問題を分析して出題頻度の高い問題に厳選して問題集を作成しているため、無駄な勉強がありません

合格点である70点を超えるためには、「難しいけど出る確率が低い問題」は解く必要がないのです。

ステップ2:商業簿記の基礎を勉強する(30時間)

工業簿記の基礎勉強がひと通り終わったら、次は商業簿記の勉強を進めていきましょう。

ただし、範囲が広すぎて全部を理解しようとすると終わらないので、8割程度の理解で全体を終わらせるようにしましょう。

問題集を解くときにわからない点を、参考書に戻って内容を確認してみるという方法で大丈夫です。

一度に理解しようとせず、繰り返し学習で少しずつ理解するようにしましょう。

ステップ3:工業簿記の問題集を解く(40時間)

簿記2級の全体像がつかめたところで、実際の問題を解いてみましょう。

この問題集のすごいところは、60回分の過去問を分析して問題の種類ごとに出題頻度がわかるようになっています。

  • ◎:よく出る
  • ◯:ときどき出る
  • △:滅多に出ない

ここでオススメなのが、「△:滅多に出ない」は解かずに「◎:よく出る」「◯:ときどき出る」の2つの集中するという点です。

ただでさえ範囲が広いのに、滅多に出ない問題に時間をかけている暇はありません。

出題頻度の高いものを確実に解けるようにしておけば、間違いなく合格点に到達することができます。

すべての問題を解くのではなく、出題頻度の高い問題を中心に解く。

ステップ4:商業簿記の問題集を解く(60時間)

工業簿記の問題がひと通り解けるようになったところで、いよいよ商業簿記の問題を解いていきます。

工業簿記と同じように、「◎:よく出る」「◯:ときどき出る」の2つに集中しましょう。

ステップ2でやった基礎の勉強と比べると圧倒的に難しいため、問題を解くのに非常に時間がかかります。

最初はまだ良いのですが、財務諸表や連結会計のところになると1度では理解できず、何度も読み返しました。

連結会計は100%理解することができないまま本番を迎えましたが、そういう時に限って本番で出題されるんですよね。

正直なところ連結会計の問題はほとんど得点できませんでしたが、他の分野でカバーできたので問題ありませんでした。

苦手分野を残したままにしていても問題ありませんが、苦手な分野が多ければ多いほど不利になるので、その点は注意が必要です。

少ない時間で最大限の効果を出す方法を知りたい方は「勉強効率を上げる5つの方法【今日から実践できます】」をチェックしてみてください。

ステップ5:過去問や模試を解く(10時間)

いよいよ最終段階です。

すべての範囲の問題を解き終わったので、過去問や模試を解いてみましょう。

今回解いた問題集は過去60回分の問題を分析して作られているということから、私は過去問は解かずに受験しました

その代わりに、問題集の巻末についている「模擬問題(模試)」を解くようにしました。

商業簿記と工業簿記の問題集でそれぞれ2回分ずつ付いているので、計4回分の模試をすることができます。

ただ、問題集の問題を繰り返し解いているのであれば解ける模試になっているので、この模試にこだわる必要はありません。

模試を解かずに、問題集の問題をさらに繰り返し解くことも非常に有効だと思います。

おまけ:やるべきではなかった参考書

おまけとして、「やらなければ良かったな」と後悔した参考書を紹介しておきます。

簿記3級で使った「スッキリわかる」シリーズです。

「簿記3級で良かったなら簿記2級の場合も良いのでは?」と思う人もいるかと思いますが、簿記2級の場合は失敗でした。

というのも、解説が「スッキリ」しすぎていて解説を読んでも全然スッキリわかりませんでした。

これは会計知識ゼロから勉強する人にとっては致命的だと思います。

ただし、「経理の実務経験があって会計の知識があります」という人にとっては、今回おすすめの「パブロフ流」シリーズは説明が冗長に感じてしまうかもしれません。

そういう人にとっては解説が簡単な方がスムーズに勉強を進めることができると思います。

まとめ:勉強するには覚悟が必要

私はこの記事で紹介した勉強法で合格しましたが、簿記2級の勉強時間としては「約160時間」かかっています。

160時間というと、平日8時間働く会社員1ヶ月分の労働時間と同じです。

しかも160時間勉強して、点数は合格点ぴったりの70点でした。

ですので、合格する確率を上げたい人は180〜200時間程度勉強する必要があります。

「家で勉強するのが苦手」「そもそも忙しくてあまり時間が取れない」という人は、「スマホで学べるスタディング」というオンライン資格講座で勉強をしてしまえば、家でじっくり勉強する時間も減らすことができます。

少し前までは家で勉強するのが当たり前だったのに、今では移動時間や隙間時間で少しずつ勉強するのが当たり前になっています。

「そんなに勉強する気力がない」「そこまでの覚悟がない」という人は、仕事で使う必要がなければ簿記3級を持っていれば十分だと思います。

簿記2級は会計知識がない人にとっては非常に難易度の高い資格ですが、しっかりと勉強すれば合格することができます。

ただし、勉強時間は膨大に必要になるので「本当に必要なのか?」と自分に問いかけて目的をはっきりさせた上で勉強を進めていくことをオススメします。

簿記2級を取るべきか迷っている人は「資格は必要?6つの資格を取って感じたこと【結論:状況による】」も参考にしてみてください。

では、皆さんの合格を祈っています。