ねこじょーかーぶろぐ
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心理学

人に合わせるのが苦手?無理して合わせない方がいい理由とは

  • 人に合わせるのが苦手
  • 人に合わせることでストレスを感じている
  • 人に合わせるのに疲れた

こういった人向けの記事です。

「みんなやっているから」という理由でみんなと同じ行動をしている、なんてことはありませんか?

合わせたくもないのに人に合わせていると、どんどん気持ちが疲れてストレスも感じますよね。

私も人に合わせるのが苦手なので、とても共感できます。

実は「人に合わせる」という行動は心理学に基づいていて、ここをしっかりと学ぶことで「人に合わせる必要はないんだな」「人に合わせないほうが得だ」と思っていただけるはずです。

本記事では、心理学の実験を見ながら解説をしていきます。

では、早速見ていきましょう。

人に合わせるのが苦手?無理して合わせない方がいい理由とは

心理学的に言うと、ある行動をする人が多ければ多いほど、人はそれが正しい行動だと判断する「社会的証明の原理」という法則があります。

これを理解することで、人に合わせない方がいいことがわかると思います。

ペンギンくん
ペンギンくん
なんか難しそう・・・
ねこじょーかー
ねこじょーかー
大丈夫!これから実際の実験を見てみようか。

社会的証明の原理って?

テレビを見ているとき、バラエティ番組ではよく「笑い声」が意図的に流されていたりしますよね。

「あんまり面白くないな」と感じていた内容でも、意図的に流された笑い声によって思わず自分も笑ってしまった、なんて経験があるのではないでしょうか?

いろいろな実験結果から、笑ってほしいところで笑い声の音声を流すと、以下の効果が出ることが判明しました。

  • お客さんの笑う回数が増えた
  • 笑っている時間が長くなった
  • その内容をより面白く感じた

このように、笑っている人が多ければ多いほど、笑うことが正しいと脳が勘違いし、「とりあえず自分も笑っておこう」という気持ちになってしまいます。

これが「社会的証明の原理」です。

この法則が原因で、「人に合わせなければいけない」という気持ちになってしまうのです。

社会的証明の原理を使った実験を見ながら、詳しく解説していきます。

社会的証明の原理を使った実験①

■実験のシーン
人通りの多い歩道に立って、空か高いビルの1点をしばらく見上げてみる。

・1回目の実験
自分1人で見上げる。

・2回目の実験
4人の友達と一緒に見上げる。

■実験結果
1人で見上げたときは何も起こらなかったが、友達と一緒に見上げた時は全体の80%の通行人が一瞬でも同じ方向を見上げた。

多くの人が同じことをしていると、人は「自分が知らない何かを知っているに違いない」と思い込んでしまう傾向があります。

しかし、大勢の人がやっていることが実は間違いであるという場合が非常に多いです。

ペンギンくん
ペンギンくん
みんながやっていることは間違いなの?
ねこじょーかー
ねこじょーかー
みんなも何か理屈があってやっているわけじゃなくて「周りがやっているから自分も」と考えている人が多いからね。

人に合わせるのが苦手な人も、実は間違っている行動に合わせようとしているため苦手なだけかもしれません。

そう考えると、気持ちが楽になりますよね。

もう一つ実験を見ていきます。

社会的証明の原理を使った実験②

■実験のシーン
ドアの下から煙が漏れ出てくるのを目撃させて火事だと思わせた。

・1回目の実験
1人にだけ目撃させた。

・2回目の実験
3人に目撃させた。

・3回目の実験
3人に目撃させた。うち2人は仕掛け人で、そのときにあたかも何も起こっていないかのように振る舞うように指示しておいた。

■実験結果
1人だけ目撃させた場合は75%の人が通報したが、3人に目撃させた場合は38%しか通報しなかった。仕掛人を混ぜた場合はたった10%しか通報しなかった。

1人だけ目撃させた場合は「非常事態だ」ということが明らかにわかり、それを否定する人がいないため、ほとんどの人が通報したのでしょう。

仕掛人を混ぜた場合は、「非常事態のはずだけど、他の人は慌ててないから大丈夫なのかな」「本当に非常事態だったら、自分じゃなくて他の人が通報するだろう」といった心理が働き、ほとんどの人が通報しなかったと考えられます。

このように、他の人がいるときに自分から率先して行動を起こさなかったり、他の人が行動しないことで事態が緊急ではないと考えてしまうことを「集合的無知」と呼びます。

人に合わせることしか考えていないと、人の命も危険にさらすことになります。

人に合わせることが苦手な人は、無理して人に合わせる必要はありません。

むしろ、人に合わせずに自分の思い通りに動きましょう。

CMをやっているから良い商品?

これまでは実際にその人が現実で体験した例でしたが、テレビや映画を見た場合にはどのような効果が出るのかを調べた結果が出ています。

ファーストフードのCMを見る機会が多い家であればあるほど、ファーストフードの消費量が多くなった

ファーストフードのCMを見ることで、「ファーストフードを食べることが普通なんだな」と感じるようになり、消費量が増えたと考えられます。

この実験から何が言えるかと言うと、「CMでやっている商品は、必ずしも良い商品ではない」ということです。

いい商品だからCMをやってるんじゃないの?

CMをやっているということは「広告費がある会社」というだけで、「CMをやっている=いい商品」とは限りません。

CMで有名になると多くの人に買われるようになりますが、多くの人が買うと「社会的証明の原理」が働き、なんとなく周りの人も欲しくなります。

「CMもやっているし、みんな買っているし大丈夫だろう」という気持ちにさせて購入させるのが、CMの目的の1つです。

社会的証明の原理を知っていれば、人に合わせる必要もないですし、人に合わせることで損することもなくなります。

おまけ:社会的証明の原理が役立つとき

■実験のシーン
犬を怖がる3歳から5歳までの子供を選び、小さな男の子が犬と楽しそうに遊んでいる様子を1日20分見せた。

■実験結果
4日後には、67%の子供が自分から進んで犬と遊んだり可愛がるようになった。
1ヶ月後に再度恐怖心が戻っていないか検査したが、むしろさらに犬と遊ぶのを楽しむようになっていた。

最初は犬を怖がっていた子供たちも、他の子供が犬と楽しそうに遊んでいる様子を見ると「犬って怖い生き物じゃないのかな?」と思い始め、徐々に恐怖心がなくなっていったと考えられます。

また、遊んでいる子供たちの人数が多ければ多いほど、さらに効果が高まったそうです。

これは社会的証明の原理による影響ですね。

もう一つ似たような実験を紹介します。

■実験のシーン
極端に引っ込み思案な子供に対し「ひとりぼっちの子供が積極的に社会的活動に参加するようになり、最後にはみんなが楽しそうにしている映画」を23分だけ見てもらった。

■実験結果
見てもらったすぐ後から普通の子供と同じくらい仲間と接するようになった。
その6週間後には、他の子供たちを引っ張っていくような存在になっていた。

こちらも同様に、「他の人とお話することは楽しいことなんだな」と子供に思ってもらうことで行動が変わったという例です。

これまで「人に合わせることは悪」のように書いてきましたが、この実験のように良い影響を与えることも可能です。

おわりに

つい人に合わせてしまうのは「社会的証明の原理」という心理学に基づいた行動で、その行動は必ずしもいい結果を生まないことを解説してきました。

人に合わせるのが苦手な人は、無理して人に合わせる必要はなく、むしろ人に合わせない方がいい場面が多いです。

「人に合わせないと、周りに馴染めない」と心配になる人もいるかもしれません。

そういう場合は、最初だけ合わせておいて、徐々に自分の思い通りに行動するのがオススメです。

人に合わせる人生を送っていては、自分が幸せになれません。

人に合わせるのが苦手な人は、無理に人に合わせることはせず、自分の人生を歩んでいきましょう。