- ビジネス書が読めるようになりたい
- 読みやすいビジネス書が知りたい
- これからビジネス書を読み始めようと思っている
こういった人向けの記事です。
ビジネス書に書いてある内容が難しくて理解できず、だんだんと眠気が襲ってきて、そのまま. . . (。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!
過去の私がこんな感じだったので、こういう経験がある人も多いのではないでしょうか。
いろんなビジネス書を読んで、たくさん知識を吸収できたら嬉しいですよね。
ビジネス書は「文字ばかり」「書いてある内容が難しい」と思われがちですが、実は「イラストが多い」「理解しやすい内容」のビジネス書もあります。
本記事では、ビジネス書がスラスラ読めるようになる「4つのステップ」を紹介しながら、必ず読むべき名著を含め、読みやすい良書をいくつか紹介しています。
私はここ1年で100冊くらいのビジネス書を読んでいるので、内容としては参考になると思います。
では、早速見ていきましょう。
ビジネス書がスラスラ読めるようになる4つのステップ

ビジネス書がスラスラ読めるようになる「4つのステップ」は以下のとおりです。
- 漫画版のビジネス書を読む
- 小説版のビジネス書を読む
- 日本人が書いたビジネス書を読む
- 海外の人が書いたビジネス書を読む
ひとつずつ解説していきます。
①漫画版のビジネス書を読む
初めてビジネス書を読む場合は、「漫画版のビジネス書」を読むことをおすすめします。
漫画だけで構成されていることは少ないですが、以下のような構成になってることが多いです。
- まず漫画で内容を解説
- 漫画の内容をさらに詳しく文章形式で解説
- ①に戻る
このように、まずは漫画で内容を理解してから、さらに詳しい内容は文章形式で解説しているというものです。
漫画版なので難しい用語や表現などもなく、イラストも多いため視覚的に理解をすることができるので、ビジネス書を読み始める導入としてはおすすめです。
まずは、「よし、1冊読み切ったぞ」という実績をつくることが重要で、最後まで読みきれない難しいビジネス書を読んでも仕方ありません。
まずは漫画版のビジネス書から読み始めて、徐々にステップアップしていきましょう。
漫画版のビジネス書3冊を紹介しておきます。
マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方
タイトルの通り、誰とでも15分以上会話がとぎれないようになる話し方について学ぶことができます。
とても緩い内容なので、1時間とかで読み終わるかもしれません。
まずはこういった簡単な内容から読み進めていくことで、徐々に難しいビジネス書を読めるようになります。
まんがでわかる7つの習慣
漫画版ではない原著は「超」がつくほど有名な本で、全世界でなんと3000万部を売り上げています。
これだけ読まれるのには理由があるわけなので、ぜひ読んで確認してみてください。
ジャンルとしては自己啓発本ですが、読むと「なるほどな」と感心すると思います。
原著は有名ですが560ページもある超大作なので、漫画版をおすすめします。
まんがで身につく孫子の兵法
孫子の兵法は2500年前に中国で書かれた、戦争で勝つための指南書です。
当時は戦争で勝つために書かれたものですが、これを今のビジネスに当てはめて解釈したものがこの本です。
題材としては少し難しめかもしれませんが、漫画版なので読みやすいです。
②小説版のビジネス書を読む
漫画版のビジネス書を何冊か読み終えたら、次は小説版のビジネス書を読みましょう。
普通の小説は読んだことがある人が多いと思いますが、ビジネス書にも小説版があります。
会話形式で物語が進んでいくので、シーンを思い浮かべながら読むことができて楽しいです。
どちらかというと小説がメインで進んでいくので、1時間〜2時間程度で読み終わるものがほとんどです。
小説版のビジネス書2冊を紹介しておきます。
100円のコーラを1000円で売る方法
タイトルを読んで「えっ?そんなことできるの?」と思った人はぜひ読んでみてください。
マーケティングの基礎が学べる小説で、「マーケティングってよくわからない」という人でもスラスラ読めてしまう良書です。
主人公の女性がかなり強烈なキャラをしているので、そこも見どころです。
このシリーズは3まで出版されていますが、面白いので全部一気に読んでしまいました。
世界一やさしい「思考法」の本
「考え方」ってあまり勉強したことがないですよね。
この本は、論理的に考えるためにはどのようにしたらよいのかが、小説形式でわかりやすく記載されています。
チョコレートをどのようにして販売するかについて考える話で、とても読みやすいです。
が、絶版なのか電子書籍版しか購入できないようです。
私も電子書籍で読みました。
③日本人が書いたビジネス書を読む
漫画版と小説版を乗り越えたら、一般的なビジネス書を読み始めましょう。
ここまで5冊くらい読んできていれば、普通に読み進めることができるはずです。
一般的なビジネス書には以下の2パターンがあります。
- 日本人が書いたビジネス書
- 海外の人が書いたビジネス書
海外の人が書いたビジネス書を和訳したものは、内容が難しくボリュームも多いものがほとんどです。
これを「和訳本」と呼んだりしますが、いきなり和訳本から入ると「文字ばっかり」「内容が難しい」と感じてしまいます。
日本人が書いたビジネス書であれば比較的読みやすい物が多いので、まずはここから読んでいきましょう。
サクッと読めるビジネス書を3つ紹介しておきます。
チーズはどこへ消えた?
2匹のネズミと2人の小人がチーズを食べて暮らしていましたが、ある日突然チーズがなくなってしまいます。
その時のねずみと小人の行動を私たちの生活に当てはめることで、人生について深く考えるきっかけとなる本です。
あの大谷翔平選手の愛読書であることでも有名な本です。
多動力
多動力とは、いくつものことを同時にこなす力のことです。
ホリエモンが書いているのですが、今まで経験豊富な人の書く本はやっぱり内容が濃いですね。
文字数も多くなく読みやすいですが、しっかりと中身が詰まっている本なのでおすすめです。
自分を操る超集中力
メンタリストDaiGoが書いている集中力を上げるための方法についての本です。
この人が書いている本は全般的に読みやすいのと、1日なんと10〜20冊程度読書をしている人なので、いろんな本を読むよりも情報が集約されていて良いです。
論文などからも内容が引用されていて、科学的に正しい方法もわかる良書です。
④海外の人が書いたビジネス書を読む
日本人が書いたビジネス書が読めるようになったら、いよいよ海外の人が書いたビジネス書にチャレンジしてもいいと思います。
全体的に文章量も多く内容もやや難しいこともありますが、時間をかければしっかりと理解しながら読み進めることができるはずです。
「本を読み始めたら、読み終わるまで他の本を読んではいけない」という決まりはないので、「まだ難しいな」と感じた人は、無理に読む必要はありません。
正直なところ、私も海外の人が書いたビジネス書が読めるようになるまで、50冊くらいは日本人が書いたビジネス書を読みました。
ここで、特に面白い3冊を紹介しておきます。
ルーキー・スマート
17年間にわたって、AppleやFacebookなどの一流企業に対して人の育成に関わってきた人が書いた本です。
「最近の仕事にわくわくしない」「仕事に慣れてきた」という人にぜひ読んでほしい本で、挑戦することの大切さがわかります。
「読むのが面倒」という人は、ポイントだけまとめた記事があるので、こちらをご覧ください。

GIVE & TAKE
「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」に選ばれたアダム・グラントという心理学者が書いた本です。
「人に与える」ということが成功の秘訣であることがよくわかります。
「読むのが面倒」という人は、ポイントだけまとめた記事があるので、こちらをご覧ください。

影響力の武器
影響力の武器も有名な本で、私たちが日常生活で気付かないうちに「動かされている」ことがよくわかります。
「あれってこういう意味だったんだ」「こういう場合は気をつけなきゃ」といったように、読むだけで様々な発見が得られる本です。
ただし、かなり分厚いので「とりあえず雰囲気だけわかればいい」という人は以下の記事を読んでみてください。
まとめ

ビジネス書がスラスラ読めるようになる4つのステップを紹介してきましたが、最終的に「海外の人が書いたビジネス書ばかり読む」というわけではありません。
ただ、海外の人が書いたビジネス書を読めるレベルになると、漫画形式や小説形式のビジネス書では物足りなくなってきます。
最終的には、日本人が書いたビジネス書と、海外の人が書いたビジネス書を気分に合わせて読み分けるのがいいと思います。
ページ数が多い本だと途中で飽きてきてしまうので、個人的には「何冊か並行して読み進める」というのもおすすめです。
本を読むことに慣れていないと「難しいな」「途中でやめようかな」と思うかもしれませんが、徐々にレベルアップすれば大丈夫です。
まずは漫画形式のビジネス書から読んでみてください。